Xperia XZ Premiumの設定をチェックしていたところ、アプリ情報で “Android System WebView” が無効になっていることに気が付きました。有効にもできないので困っていたところ意外な事実が判明しました。
Android System WebViewとは?
Androidアプリ内でWebページを表示させるときに使用するアプリです。アプリと言ってもコンポーネント(部品)の1つなので、スマートフォンを使っているユーザーが直接に使用することはありません。そのため、通常は意識する必要が無いのですが、ふと気になって確認してみたところ “無効” となっていることに気が付きました。
参考 Androidのアプリ内ブラウザが正常に表示されない場合の対処方法
有効にできないのは何故なのか?
そこで “有効” に切り替えようと設定の変更を試みましたが “有効にする” ボタンがグレーアウトされておりタップできないようになっていました。
先に記載した通り、このコンポーネント(アプリ)はアプリ内でWebページを表示させるために存在しているハズなので、無効になっているのは「問題ではないか?」と思い有効にする術を調べてみました。
原因はChromeとの関係にあった
この “Android System WebView” はWebブラウザ “Chrome” と排他の関係にあるようで、Chromeブラウザを無効にしたところAndroid System WebViewが有効になりました。逆にChromeブラウザを有効にするとAndroid System WebViewが無効になります。
そのため、スマートフォン本体にChromeが「インストール」かつ「有効」である場合、アプリ内のWebページはChromeアプリを用いて表示され、Android System WebViewは使用されていないと推測できます。逆にChromeブラウザが「未インストール」または「無効」でChrome以外のブラウザをメインで使用している端末では、Android System WebViewを用いてアプリ内のWebページが表示されていることになります。
昨今の比較的に新しいAndroidスマートフォンでは、Chromeブラウザが標準でインストールされているので、多くの機種ではAndroid System WebViewが “無効” と表示されているでしょう。しかし、これは異常や不具合では無く「Chromeブラウザを使うので問題ない」と言うことになります。