スマートフォンの手帳型カバー(手帳型ケース)では、カバーの開閉で画面のオン/オフが切り替わるものがありますが、非対応のカバーでもこれに対応させることができます。
カバーの開閉で画面のオンオフ
手帳型カバーの開閉によってディスプレイ画面のオン/オフが切り替わる仕組みは機種によって異なるものの、Xperiaシリーズなどでは磁石(マグネット)が使われていることが多いです(純正のスタイルカバーなど)。カバー部分に磁石が埋め込まれており、その磁気をスマートフォン本体が読み取ることで「カバーが閉じられたら画面をオフにする」「カバーが明けられたら画面をオンにする」などと制御しています。
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メーカーの純正品でない場合には、この磁石が埋め込まれておらず開閉によって画面のオン/オフが切り替わらないことがあります。薄いマグネットシートなどをカバーに取り付ければ対応させることも可能かと思われますが、わざわざ購入するほどのものでは無いかもしれません。
そこで、アプリ “Gravity Screen – On/Off” を使いスマートフォンの近接センサーを用いて磁石が無くても同様のことを再現してみました。
Gravity Screen – On/Off の使いかた
このアプリは様々な機能が搭載されていますが、今回は近接センサーで画面をオン/オフすることに特化した設定をします。このため、その他の設定項目に関しては任意です。
初期設定
ポケットセンサーの設定
アプリの “ポケットセンサー” より『全方位(フリップカバー)』をチェックします(オンにする)。
近接センサの設定
アプリの “近接センサ” より『近接によりスクリーンをオフにする』『近接によりスクリーンをオンにする』をチェックします(オンにする)。
その他の設定
アプリの “その他の設定…” より『通知』をチェックします(オンにする)。
初期設定は以上です。
これで、近接センサーがカバーなどで覆われた際に画面がオフになり、カバーを取り除くと画面がオンになります。なお、オン/オフの反応が少し遅れる場合があるので注意してください。
アプリを一時停止する
何らかの理由によってアプリの挙動を一時停止させたい場合には、通知領域に表示されている通知をタップすることで機能のオン/オフを切り替えることができます。
特定のアプリを除外する
アプリの起動中に画面をオフにしたくない(スリープしたくない)場合には、アプリを指定して除外することができます。
- アプリより『三(サイドメニューアイコン)』をタップします。
- 表示されたサイドメニューより『除外アプリ設定』をタップします。
- 表示されたアプリのリストから除外したいアプリにチェックする(オンにする)と、アプリの起動中にオン/オフが切り替わらなくなります。
特定のアプリを除外するやり方は以上です。
近接センサーが常に使われるため、場合によってはバッテリーの消費が激しくなる場合があります。その場合にはアプリでなく磁石を使った方法に切り替えたほうが良いかもしれません。