これまでのAndroidスマートフォンには［アダプティブ充電］と呼ばれる機能がありますが、Android 15より「充電の最適化（充電の上限：80%）」と言う機能が搭載されました。
80%に制限する理由とは？
リチウムイオン電池は「フル充電の状態にしておくと劣化する」と言われており、充電が完了したらすぐに停止するのが推奨されています。このため、電源に接続したまま使うことが多いデバイス（ノートパソコンなど）では古くから「80%制限」の仕組みが取り入られている機種が多いです。
Androidスマートフォンの場合、これまでアダプティブ充電を使うことでフル充電の時間が短くなるように充電時間を調整できましたが、Android 15には80%で充電を停止する機能【充電の最適化（充電の上限：80%）】が搭載されています。
ちなみに、同様の機能はメーカーが独自に実装している場合もあり、例えばGalaxyでは設定のバッテリー>バッテリーを保護｜より使うことができます。
もちろん「充電したまま使う」ことは推奨しませんし、80%であることから100%よりも利用時間も少なくなってしまいますが、少しでもバッテリーの劣化を抑えたい場合はオンにしておくと良いでしょう。
「充電の最適化（充電の上限：80%）」の使いかた
2024年12月に提供されたアップデートをダウンロード＆インストールする必要があります。
- 設定よりバッテリーをタップします。
- バッテリーより充電の最適化をタップします。
- 充電の最適化より充電の最適化を使用するをオンに切り替えます。
- 充電の最適化より充電の上限：80%を選択します。
バッテリー容量を計測するために100%まで充電されることがあります。
「充電の最適化（充電の上限：80%）」の使いかたは以上です。