AndroidスマートフォンにはNFCと呼ばれる『かざして通信』をするための機能が備わっています。このNFCを使うと様々な事ができますが、その1つとして “NFCタグ” を使ったスマートフォン本体の制御です。
NFCタグとは?
NFCタグは、スマートフォンなど特定の機器に組み込まれたNFCチップでは無くNFC単体の機器であり、シール状であったりストラップ状であったりと色々な製品が発売されています。
このNFCタグには、ユーザー側で様々な情報を書き込むことができ、『特定のURLを開かせる』や『Bluetoothをオンにしてカーナビと接続する』、『Wi-Fiをオンにしてモバイルルータに接続する』など、Androidスマートフォンを操作する様々な指示をだすことができます。
サンワサプライ NFCタグ(10枚入り) NXP NTAG213 ホワイト MM-NFCT
AndroidスマートフォンがNFCに対応している必要があります。
NFCタグを使うやり方
NFCタグを使用するためには専用のアプリを用いるのが簡単です。
専用のアプリはたくさんありますが、今回は使い勝手に評判の良い “NFC Tools” を使用します。
ただ、このアプリは単体ではNFCタグに書き込むことができないので、あわせて “NFC Tasks” もダウンロードしておきましょう。
NFCタグへ書き込み
今回は例としてBluetoothとWi-Fiがオンになるよう設定してみます。
- NFC Toolsを起動したら “TASKS” タブより『Add a task』をタップします。
- 表示されたタスク一覧より『Networks』をタップします。
- Networksより『Bluetooth』をタップします。
- Bluetoothよりプルダウン(“Disable”と書かれた部分)をタップし、表示されたリストより『Enable』を選択したら『OK』をタップします。
“Disable” は「オフにする」、“Enable” は「オンにする」、“Toggle” は状態を反転させる(オン→オフ or オフ→オン)ことを示しています。
- 最初の画面に戻るので『Add a task』よりWi-Fiも同様の操作で設定します。
- 設定が完了したら『Write / 〇〇Bytes』をタップします。
“For using your tasks, you need to install this additional free application” と表示され書き込みができない場合、前述した『NFC Tasks』アプリがインストールされてい無いことが原因などでアプリをインストールする必要があります。
- “Write on NFC Tag – Approach an NFC Tag” と表示されたら、NFCタグにスマートフォン本体のNFCをタッチ(接触)させます。
- “Write complete!” と表示されれば完了です。
NFCタグの読み込み
NFCタグを読み込む時は特にアプリを起動させる必要は無く、NFCを起動してスマートフォン本体のNFCとNFC Tagをタッチ(接触)させれば自動的に読み込まれます。
ただし、スリープ状態やパスワードロック状態でNFCを使うことはできないので、スリープとロックは事前に解除してきましょう。
細かく設定することができるので、自宅用と外出用にNFC Tagを用意すればワンタッチで切り替えることができるので非常に便利でしょう。