Androidスマートフォンは様々なカスタマイズをすることが可能ですが、中には危険な操作もあり場合によっては本体による操作ができなくなってしまうこともあります。このような場合にはパソコンからadbを使って各画面を起動できることを覚えておくと良いでしょう。
adbによる画面の起動
adb(Android Debug Bridge)とは、Androidスマートフォンとパソコンで通信できるツールで、主にパソコンのコマンドプロンプトから操作します。
このadbは、様々な用途で使うことができますが、その中にAndroidスマートフォンにインストールされている「アプリを起動する」と言うコマンドが用意されています。
このコマンドを用いることで「パソコンから設定の画面を開く」「パソコンからGoogle Playを開く」など各アプリの画面を起動することがスマートフォン本体に触れずともできるようになっています。
コマンド
アプリを起動するコマンドには、アプリの “パッケージ名” や “アクティビティ名” が必要であるため、不慣れな人には難しいかもしれません。
自分で調べられるのが一番良いですが、難しい場合にはインターネット上で例を探したほうが早いでしょう。今回は個人的に使用したことがあるコマンドを紹介します。
adb shell am start -n [パッケージ名]/[アクティビティ名]
設定
設定画面さえ起動できれば最悪の場合には初期化することも可能なので、最低限は覚えておくと良いでしょう。
adb shell am start -a android.intent.action.MAIN -n com.android.settings/.Settings
Google Play
ホームアプリなどが不具合で動作しない場合には、別のホームアプリをダウンロード&インストールして対処すると良いでしょう。
adb shell am start -n com.android.vending/com.google.android.finsky.activities.MainActivity
Chromeブラウザ
トラブル時にはWebから情報を得たくなる場合が多いので、ブラウザは開けるようにしておくと安心です。
adb shell am start -n com.android.chrome/com.google.android.apps.chrome.Main
Androidスマホの各画面をパソコンから起動するやり方は以上です。
私の場合には、ホームアプリのカスタマイズをしている際にホームアプリが起動しなくなり、操作が全くできなくなってしまったと時に役に立ちました。