左右のイヤホンをつなぐケーブルが無い【完全ワイヤレスイヤホン】は場合によって「片方が聞こえない」と言ったトラブルに見舞われることがあります。何度も接続し直して面倒な思いをしたことのある人も少なくないかもしれませんが、ちょっとしたことで安定して接続することができるようになります。
完全ワイヤレスイヤホンの仕組み
左右のイヤホンが独立していることから「両方のイヤホンがスマートフォンと接続している」と思われがちですが、実際には「片方のイヤホンがスマートフォンと接続する」「もう一方のイヤホンは他方のイヤフォンと接続する」と言う関係になっていることが多いです。
スマートフォン <=接続=> 右耳イヤフォン <=接続=> 左耳イヤフォン
多くの場合で左右のイヤホンには親子関係があり、この場合は「スマートフォンと接続するイヤホン」が親で「イヤホンと接続するイヤホン」が子と言えます。
一方しか親になれない場合、「子から接続を開始する(ケースから取り出す)」「親の接続が完了する前に子を取り出す」と接続に失敗し「片方が聞こえない」と言ったトラブルになることがあります。
正しく接続するには?
親の接続完了を確認する
左右のどちらが親であるかは機種によって異なるためマニュアルなどを確認する必要がありますが、個人的に使ったワイヤレスイヤホンでは、右耳イヤフォンが親であることが多かったです。
Ankerのワイヤレスイヤホンを例とするとBluetoothペアリング時に「(機種名)-L」などと表示されるのが子で「(機種名)」と表示されるのが親であることが多いです。または、正常に接続された際にスマートフォンとBluetooth接続されている方が親です(子は未接続となる)。
接続が完了すると何らかの挙動(音が鳴るなど)があることが多いので、確認してから子のイヤホンを取り出すと良いでしょう。
親のイヤホンのみペアリングする
取扱説明書などでは両方のイヤホンをペアリングするよう案内があることが多いですが、前述したようにスマートフォンなどと接続されるのは親となる一方のみなので、親のイヤホンのみペアリングすると接続がスムーズになる場合があります。
ただし、この場合はペアリングしていないイヤホンを単体で使うことができなくなるので注意が必要です。