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ドコモスマホでテザリングがエラーとなってしまう問題の解決方法

ドコモスマホでテザリングがエラーとなってしまう問題の解決方法

2015年10月7日
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MVNO(格安SIM)でドコモスマートフォンを使用していると、エラーが発生しテザリングができない問題は周知の事実になりつつあります。これまでいろいろと記事にしてきましたが情報が散乱してしまったので1度まとめてみようと思います。

一部イレギュラーな内容を含んでいます。したがって、すべて自己責任にて行い何がおきても一切の責任は負いません。

テザリングとは?

スマートフォンのモバイルネットワーク(LTEや3G)を経由してパソコンなどをインターネットに接続する機能の事です。スマートフォンとの接続はWi-Fiが使われることが多いので、モバイルWi-Fiルーターと同様に考えて差支えは無いでしょう。

また、機種によってはBluetoothでの接続が可能な場合もあるので、Wi-FiまたはBluetoothが使える機器であればパソコン以外にもタブレットやその他電子機器でもスマートフォンを介してインターネットへ接続させることが可能です。

この便利なテザリング機能は、ドコモスマートフォンでもドコモ契約のSIMカードを用いれば問題無く使用することができますが、SIMカードをMVNO(格安SIM)へ変更するとエラーが発生し使えなくなってしまいます。

Xperia X Performance SO-04Hを始め、Xperia XZ SO-01JやXperia X Compact SO-02JではMVNO(格安SIM)でもテザリングが使えるようになりました。

エラーが発生する原因は?

ドコモから販売されているXperiaなどのAndroidスマートフォンは、テザリング機能を有効にするとSPモードでの接続しかできなくなるように制限がかけられています。

MVNO(格安SIM)を使用しているスマートフォンは “SPモード” 以外の接続先を用いてインターネットへ接続していますが、テザリングをオンにした瞬間に自動的かつ強制的に接続先が “SPモード” に変更されてしまうため、MVNOのSIMカードでは通信することができなくなってしまいます。

そのため、“SPモードでの接続ができないのでテザリング機能がエラーとなり有効にできない” という問題が発生します。

Xperia X Performance SO-04Hを始め、Xperia XZ SO-01JやXperia X Compact SO-02Jでは仕様が変わりSPモード以外でもテザリングが使えるようになりました。

エラーの解決やり方

この問題はパソコンから特定のコマンドを実行するだけで解決することができます。root化などは不要ですが、ワンクリックでできるような作業では無いので、不慣れな方は実行しないことをオススメします。

Windows 11→コマンドプロンプト→adb version

Androidスマホに「ADBコマンド」を使う方法

Androidスマートフォンには「パソコンなどとやり取りするためのコマンド」が用…
engrholiday.jp
  1. Xperiaの電源はオンのままパソコンとUSBケーブルで接続します。
    Anker 高耐久ナイロン Micro USBケーブル
    Anker Micro USBケーブル
     

  2. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し実行します。

    adb shell
    settings put global tether_dun_required 0
    

    Android 4.2 Jelly Bean以降、Android 5.0 Lollipop、Android 6.0 Marshmallowでも使用できます。
    Android 4.1 Jelly Beanの場合には “global” を『secure』に読み替えてください。
  3. 最後に “exit” と2度入力・実行すればコマンドプロンプトが終了します。

    exit
    exit
    

    スマートフォン本体を再起動すると元に戻ってしまう(テザリングができなくなる)と言う場合には、“exit” をきちんと実行していない可能性があります。
  4. スマートフォン本体からUSBケーブルを取り外します。

    「ハードウェアの安全な取り外し」でエラーが発生したら? | エンジニアの備忘録

    Windows 11やWindows 10でUSBデバイスなどを使用後に【ハード…
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    機種やAndroidバージョンによっては再起動したほうが良いかもしれません。

テザリングエラーを回避するやり方は以上です。

スマートフォン本体をroot化しているのであれば、カスタムリカバリー(CWMやTWRPなど)からupdate.zipをインストールすることでテザリングの有効化をすることもできます。

テザリングの有効化ができたら、パソコン等のWi-Fi機器をインターネットに接続してみましょう。