以前に比べ端末のみの購入もしやすくなった昨今、「現在の契約プランを維持したまま新しいスマートフォンに機種変更する(機種交換する)」と言ったことも簡単にできるようになりましたが、4GのSIM(契約プラン)で5Gの端末(スマートフォンなど)を使うには注意点があります。
スマホのみ購入するには?
日本では古くから「ケータイ(スマートフォン)と回線契約はセット」で販売されていることが多かったです。そのため、「機種変更をする」と言った時にはキャリア(NTTドコモを始め、auやソフトバンクなど)のショップなどで、本体の購入と必要に応じてプラン変更を行うのが一般的です。
しかし、昨今ではSIMフリーやリユース(中古)の普及、キャリアからも端末のみの購入ができるようになっているので、「本体のみ購入する」と言ったことが容易くなっています。
そこで、「現在の契約プランを維持したまま新しいスマートフォンに機種変更する(機種交換する)」と言った場合には、「本体のみ購入する」「SIMカードを入れ替える」ことで可能ですが、そう簡単な話では無い事情があります。
契約プランとスマホの世代は合わせる?
キャリアやメーカーが5Gに力を入れている昨今では、新たに発売される新機種は5Gが多くなっています。
キャリアで5Gスマートフォンを購入すると契約プランも5Gプランへと変更となるため、前述したように本体のみ購入して機種変更を考えている場合には「契約プラン」と「スマートフォン本体」の世代(5G/4Gなど)が異なることに注意したほうが良いでしょう。
キャリアによって対応は異なりますが、最悪の場合には通信できないと言ったトラブルが発生することがあります。
5Gスマホを4G契約プランで使える?
2021年05月の情報であり、今後に変更となる可能性があるので注意してください。
NTTドコモの場合
動作保証対象外です。
2021年05月の現在では可能なようですが、過去に「3G契約プランで4Gスマホが使えない」と言うことがあったので、今後そうなっていく可能性は大きいです。
購入する際には動作確認をしてからの方が良いでしょう。
auの場合
利用できないです。
5Gスマートフォンを使用したい場合、契約プランも5Gプランに変更する必要があるため、auショップなどで購入する方がトラブルが少ないでしょう。
SoftBankの場合
機種ごとに対応するSIMカードが異なるので、世代(5G/4Gなど)にかかわらず動作確認したほうが良いでしょう。
楽天モバイルの場合
動作確認端末情報に記載されているスマートフォン本体は利用可能です。
必要に応じて4Gスマホを確保
前述したように5Gスマートフォンを4G契約プランで使うには今後に不安が残るため、「現在の4G契約プランをしばらく使い続けたい」と考えている人は4Gスマートフォンを確保しておくと安心です。
契約の関係もあって2年ほどで機種変更する人が多いですが、実際にはOSのアップデートが続く限りは使い続けることができます(性能やバッテリーの劣化は避けられませんが)。iPhoneの場合、比較的に長い期間でOSのアップデートがサポートされ、AndroidスマートフォンでもGoogleが販売するPixelシリーズのOSアップデートは3年とアナウンスされています。
このように比較的に長い期間でOSアップデートが提供される機種へ機種変更しておけば、今後の数年は現在の契約プランを使い続けることができるでしょう。