Androidスマートフォンは年々性能がアップしていますが、それに比例するかのようにコンテンツも複雑に大容量になっているため、最新機種を購入しても「カクカクする」「もっさりする」と言った不満を感じることがありますが、これは[HWオーバーレイ]や[GPUレンダリング]によってある程度は解消できる場合があります。
カクカクする?
Webサイトなどでコンテンツの量が多すぎると、スクロールが「カクカクする」「もっさりする」と言ったように重くなったり、文字入力などで「フリックが遅れる」「フリックが付いてこない」と言ったことも起こります。
このように動作が重く感じるのであれば、開発者向けオプションより[HWオーバーレイを無効化]と[GPUレンダリングを使用]を変更すると解消できる可能性があります。
簡単に説明すると、これまでCPUが担当していた一部の処理をGPUが代わりに処理するように変更できます。GPUとは「グラフィック処理に秀でた装置(部品)」で、CPUよりも高速に処理が行えパフォーマンスが上がります。ただし、代わりに消費電力が大きくなりバッテリーの持ちが悪くなるデメリットがあります。
このため、バッテリーの持ちと相談し使用状況に合わせてオン/オフを切り替え自分自身にあった設定を探してみると良いでしょう。また、通常の操作だけでなくゲームなどを実行しているときでも効果が期待できる場合があるので試してみると良いでしょう。
開発者向けオプションを設定するやり方
- 設定の[システム]より【開発者向けオプション】をタップします。
- 開発者向けオプションより【HWオーバーレイを無効化】をオンに切り替えます。
加えて項目があれば【GPUレンダリングを使用】もオンに切り替えます(バージョンによっては項目がありません)。
開発者向けオプションを設定するやり方は以上です。
【HWオーバーレイを無効化】をオンに切り替えると「画面がちらつく」と言った現象が発生することがあるので注意してください。