外出中にパソコンなどをインターネットへ接続するためにWi-Fiテザリングをオンにすると、「数秒でオフになった」「切断される」「接続できない」と言った現象が発生することがあります。これは様々な原因が考えられるため、1つ1つ確認してみると良いでしょう。
Wi-Fiの自動接続アプリ
古い機種で[Wi-Fi接続]と[Wi-Fiテザリング]を同時に使えない場合、「Wi-FiテザリングをオンにするとWi-Fiはオフになる」「Wi-FiをオンにするとWi-Fiテザリングはオフになる」と言った挙動になります。
フリーWi-Fiへの接続をアシストする自動接続アプリなどでは「Wi-Fiをオンにして自動的に接続する」と言う機能を持っていることがあり、これによってWi-FiがオンにされるとWi-Fiテザリングがオフになってしまいます。
このため、何らかのWi-Fiの自動接続アプリを使用しているのであれば、機能をオフしてみると改善するかもしれません。
テザリング時のハードウェアアクセラレーション
Androidスマートフォンの設定には【テザリング時のハードウェアアクセラレーション】と言う項目があります。
これは、「Wi-Fiテザリング時の処理をハードウェアで行う」ことで「通信速度の向上」や「省バッテリー」を実現するもののようですが、これがオンだと機種によっては「頻繁に切断される」などWi-Fiテザリングが不安定になる場合があるので、オフにすると改善するかもしれません。
- 設定の[システム]より【開発者向けオプション】を開きます。
- 開発者向けオプションより【テザリング時のハードウェアアクセラレーション】をオフに切り替えます。
Wi-Fiテザリングが使用不可
ドコモスマートフォンなどキャリアが販売する一部の古いスマートフォンでは、キャリアが提供するネットワーク(SPモードなど)以外に接続しているとWi-Fiテザリングが使用できないようになっている場合があります。
このため、格安SIMなどを使用しているとWi-Fiテザリングをオンにした段階でエラーが発生し「すぐにオフになる」「オンにできない」と言った挙動になることがあります。
ただし、これは古い機種でのみ起こる現象であり、比較的に新しい機種では起こりません。