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WindowsでWi-Fiの一覧から「不要なSSID」を非表示にする方法

WindowsでWi-Fiの一覧から「不要なSSID」を非表示にする方法

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Wi-Fiをオンにしていると数多くの電波を拾って大量のSSID(アクセスポイントの名前)が表示されることが多々ありますが、Windows 11やWindows 10では「不要なSSIDを非表示にする」や「必要なSSIDのみ表示する」と言うことができます。

SSIDの要否

「Wi-Fiアクセスポイントを識別するための名前」であるSSIDは、ステルス機能を有効にしていない限りは全てのデバイスに表示されます。

自動接続でないWi-Fiに接続するには一覧からSSIDを選択する必要があり、自分のパソコンに関係のないSSIDが大量にあると探して選択するのも面倒なので、「絶対に接続することが無いSSID」は非表示にしてしまうと使い勝手が良くなるかもしれません。

Windows 11やWindows 10では、コマンドを実行することで「非表示にするSSIDを指定する」や「表示するSSIDを指定する」と言うことができます。

コマンドを実行するやり方

「非表示にするSSIDを指定する」と言うブラックリスト方式と、「すべてのSSIDを非表示にする」「表示するSSIDを指定する」と言うホワイトリスト方式があります。

ブラックリスト方式

  1. ターミナル/PowerShell/コマンドプロンプト(管理者)を実行します。
    Windows PowerShell
    Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
    
    新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows
    
    PS C:\Users\name>
    
  2. 以下のコマンドを実行し、【非表示にするSSID(例:0000ABCDE)】を指定します。
    netsh wlan add filter permission=block ssid="0000ABCDE" networktype=infrastructure
  3. 以下のコマンドを実行し、現在の状態を確認します。
    netsh wlan show filters
    システムの許可リスト (グループ ポリシー)
    ----------------------------------------
        <なし>
    
    システムの許可リスト (ユーザー)
    -------------------------------
        <なし>
    
    システムのブロック一覧 (グループ ポリシー)
    ---------------------------------------------
        <なし>
    
    システムのブロック一覧 (ユーザー)
    -----------------------------------
        SSID: "0000ABCDE"、タイプ: インフラストラクチャ
    

元に戻したい場合は実行したコマンドの全てにおいて、[add]を[delete]に変更して実行します。

netsh wlan delete filter permission=block ssid="0000ABCDE" networktype=infrastructure

ホワイトリスト方式

一時的にWi-Fiが切断されるので注意してください。
  1. ターミナル/PowerShell/コマンドプロンプト(管理者)を実行します。
    Windows PowerShell
    Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
    
    新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows
    
    PS C:\Users\name>
    
  2. 以下のコマンドを実行し、【すべてのSSID】を非表示にします。
    netsh wlan add filter permission=denyall networktype=infrastructure
    netsh wlan add filter permission=denyall networktype=adhoc
  3. 以下のコマンドを実行し、【表示するSSID(例:00000JAPAN)】を指定します。
    netsh wlan add filter permission=allow ssid="00000JAPAN" networktype=infrastructure
  4. 以下のコマンドを実行し、現在の状態を確認します。
    netsh wlan show filters
    システムの許可リスト (グループ ポリシー)
    ----------------------------------------
        <なし>
    
    システムの許可リスト (ユーザー)
    -------------------------------
        SSID: "00000JAPAN"、タイプ: インフラストラクチャ
    
    システムのブロック一覧 (グループ ポリシー)
    ---------------------------------------------
        <なし>
    
    システムのブロック一覧 (ユーザー)
    -----------------------------------
        SSID: ""、タイプ: インフラストラクチャ
        SSID: ""、タイプ: アドホック
    

元に戻したい場合は実行したコマンドの全てにおいて、[add]を[delete]に変更して実行します。

netsh wlan delete filter permission=denyall networktype=infrastructure
netsh wlan delete filter permission=denyall networktype=adhoc
netsh wlan delete filter permission=allow ssid="00000JAPAN" networktype=infrastructure