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Ubuntuを「USBメモリー」にインストールする方法

Ubuntuを「USBメモリー」にインストールする方法

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UbuntuをはじめとしたLinuxをパソコンにインストールする場合に専用パソコンを用意できれば良いですが、そうで無い場合には「WindowsとLinuxをデュアルブートする」を選択することが多いかもしれません。ただ、1つの内部ストレージに2つのOSをインストールするのは何かとトラブルの元になるので、今回はUSBメモリーにUbuntuをインストールしてみました。

USBメモリーから起動する

LinuxはもちろんWindowsなどのOSは内部ストレージにインストールして使うのが一般的ですが、一部のOSはUSBメモリーなどにインストールして起動させることもできます。

元々、Ubuntuはインストールしなくとも起動することが可能な[Live USB]に対応しているので、「ちょっと使ってみたい」と言うことであれば[Live USB]でも良いですが、「USBメモリーへインストールする」と言うことも可能です。

この場合、「インストーラーを起動するUSBメモリー(以降はインストーラーUSBと呼ぶ)」と「UbuntuをインストールするUSBメモリー(以降はLinux USBと呼ぶ)」の2つが必要です。特にLinux USBは読み書きが高速なUSBメモリーを推奨します。

KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ USBフラッシュメモリ 128GB USB3.2 Gen1 日本製 国内サポート正規品 KLU301A128GW
KIOXIA USBフラッシュメモリ 128GB USB3.2 Gen1 KLU301A128GW
 

「インストーラーUSB」を作成するやり方

必要なもの

  • Ubuntu – https://jp.ubuntu.com/
    Webブラウザよりアクセスし[ダウンロード]から【Ubuntu Desktop】などをダウンロードします。
  • Rufus – https://rufus.ie/ja/
    Webブラウザよりアクセスし[ダウンロード]からダウンロードします。

Rufusの使いかた

  1. ダウンロードしたファイルを実行します。
    Windows 11→Rufus

  2. [デバイス]より【インストーラーUSBの名前】を選択します。
    Windows 11→Rufus

  3. [ブートの種類]より【選択】をクリックし【Ubuntuの.isoファイル】を選択します。
    Windows 11→Rufus

  4. 必要に応じて他の項目を選択・入力し問題が無ければ【スタート】をクリックします。
    すべての処理が完了したら【閉じる】をクリックします。

    Windows 11→Rufus

「インストーラーUSB」を作成するやり方は以上です。

「Linux USB」を作成するやり方

Windowsなどがインストールされたパソコンで操作する場合、操作を誤るとWindowsが起動しなくなる場合があります。すべて自己責任で行い何が起きても一切の責任は負いません。
  1. [インストーラーUSB]と[Linux USB]を接続し【インストーラーUSB】をブートします。
    USBメモリーからブートするやり方はパソコンによって異なりますが、多くの場合でUEFIやBIOSで起動デバイスの優先順位を変更すればよいです。

    Surface UEFI→Boot configuration

  2. GNU GRUBより[Try or Install Ubuntu]を選択しキーボードのEnterキーを押下します。
    Ubuntu→GNU GRUB

  3. 「ようこそ」より[日本語]を選択し【Ubuntuをインストール】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→ようこそ

  4. キーボードレイアウトより任意に選択し【続ける】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→キーボードレイアウト

    環境によってWi-Fiなどネットワークへの接続を選択する画面が表示されます。
  5. アップデートと他のソフトウェアを任意に選択し【続ける】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→アップデートと他のソフトウェア

  6. インストールの種類より[それ以外]を選択し【続ける】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→インストールの種類

  7. インストールの種類よりLinux USBの[空き領域]を選択し【+】をクリックします。
    Windowsがインストールされた内部ストレージ等も一緒に表示されるので、サイズなどを参考にLinux USBの名前を選択します。[空き領域]が無い場合は選択した上で【-】をクリックして削除します。

    Ubuntu→インストール→インストールの種類

  8. パーティションを作成より以下のように選択し【OK】をクリックします(EFIシステムパーティションの作成)。
    サイズは任意です。

    Ubuntu→インストール→インストールの種類→パーティションを作成

  9. インストールの種類よりLinux USBの[空き領域]を選択し【+】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→インストールの種類

  10. パーティションを作成より以下のように選択し【OK】をクリックします(ルートパーティションの作成)。
    サイズはLinux USBの容量によって異なります。

    Ubuntu→インストール→インストールの種類→パーティションを作成

  11. インストールの種類より[ブートローダーをインストールするデバイス]>[Linux USBの名前]を選択し【インストール】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→インストールの種類

  12. 「ディスクに変更を書き込みますか?」より問題が無ければ【続ける】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→ディスクに変更を書き込みますか?

  13. 「どこに住んでいますか?」より日本であれば[Tokyo]を選択し【続ける】をクリックします。
    Ubuntu→インストール→どこに住んでいますか?

  14. 「あなたの情報を入力してください」より各項目を入力し【続ける】をクリックします。
    この操作を行うとインストールが開始されます。

    Ubuntu→インストール→あなたの情報を入力してください

  15. 「インストールが完了しました」より【今すぐ再起動する】をクリックします。
    再起動中に「Prease remove the installation medium, then press ENTER」と表示されたら【インストーラーUSB】を取り外します。

    Ubuntu→インストール→インストールが完了しました

「Linux USB」を作成するやり方は以上です。

インストーラーUSBをブートしたときと同様にLinux USBをブートすればUbuntuが起動します。