メールを送信したり、ブログにコメントを残したりする際に、入力した文字がきちんと表示されない場合があります。スマートフォンを始めとしたIT機器には「その機種でしか使えない文字」が存在しているので、注意しないと正しく表示されないことがあります。
機種依存文字とは?
スマートフォンに限らずパソコン等でも同じですが、使用している機種によっては「その機種でしか使えない文字」と言うものがあり、これを特殊文字や機種依存文字、環境依存文字と呼んでいます。
この機種依存文字を、[メール]や[ブログのコメント欄]などに入力すると、相手には【英数字の羅列】や【四角】など意図しない文字(いわゆる文字化け)で表示されることがあるので注意が必要です。
昨今では表示できる文字も増えてきているので、必ずしも文字化けしたりすることは少なくなっていますが、それでも不特定多数の目に触れる場面での使用は控えた方が良いでしょう。
良く使いがちな機種依存文字
囲み数字
[1]や[2]などの数字が入った文字が囲み数字です。
箇条書きなどをする際によく見かけますが、機種依存文字なので別の環境で見たときに正しく表示されない場合があるので注意が必要です。
特に番号を参照しているような文章を書く場合には、番号が解らなくなる可能性があります。
省略文字
(株)や(代)などのように、複数の文字を1文字で表示している文字が省略文字です。
その他にも(月)や(金)などの曜日表す文字や【昭和】や【平成】など年号を表す文字としても使われています(「きんようび」などで変換できる)。
単位記号
省略文字と似てますが、[kg]や[ミリ]など単位を表す文字列が1文字になっているのが単位記号です。
図表などで使い勝手が良い記号ですが、文字化けすると意図しない意味が伝わる恐れがあるので注意が必要です。
数学記号
理系がうっかり使ってしまいがちなのが[ルート]や[インテグラル]などの数学記号です。
「使わねぇだろ!」と思うかもしれませんが、顔文字など別の意味で使用されることが多いので注意しておくと良いでしょう(顔文字にならない可能性がある)。
絵文字
ドコモやau、ソフトバンクなどキャリアが独自に用意している絵文字は各キャリアで相互変換されますが、同じような絵文字が無い場合には変換されなかったり、似たような(だが意図が違う)絵文字に変換されてしまったりすることがあるので、不特定多数の人に閲覧される可能性がある場合には注意が必要です。
機種依存文字では無いが注意が必要
機種依存文字とは言えませんが、インターネット上の使用が推奨されていない文字が半角カナです。
以前は、ドコモのiモードが標準で使用していたので未だに使用しているWebサービスもありますが、何かしらの誤作動を起こす可能性があるので一般的にはご法度となっています。
ただし、銀行などでは【半角カナしか受け付けない】と言う古いシステムも残っているので注意が必要です。