2022年08月16日より配信が開始された[Android 13]は、Pixel 4/4 XL以降のPixelシリーズをはじめとしたAndroidスマートフォンへ提供されます。見た目は前バージョンを踏襲し、細かな変更点が多い印象です。
Android 13とは?
2022年08月にリリースされたAndroid OSのバージョン13です。前バージョンが前年10月だったので約2ヶ月ほど早いリリースとなります。
Pixelシリーズでは、2019年10月に発売されたPixel 4/4 XL以降の機種が対象です。他のAndroidスマートフォンのメジャーアップデートは1回または2回は提供されるのが多いため、発売時にAndroid 11やAndroid 12が適用されていた機種は対象機種となる可能性が高いでしょう。
ただ、最終的にはメーカーやキャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)の判断となり、機種によってはアップデートされない場合もあります。また、アップデートの提供には長い時間を要することが多いので、気長に待ちましょう。
見た目
Material You
前バージョンより搭載されているMaterial You(マテリアルユー)で選べるカラーが増えています。
壁紙に合わせてアクセントカラーが変化するようになっているので、統一感のある見た目になることが期待されます。もちろん、オフにして自分の好みに合わせた色を選択することも可能です。
また、テーマアイコンがサードパーティー製のアプリも対象になりました。ただし、アプリ側が対応する必要があるため、実際に利用できるかは「アプリ次第」と言ったところです。
ナビゲーションバー
ジェスチャーナビゲーションによって表示される[ナビゲーションバー]が大きく表示されるようになりました。
操作
二次元コードのスキャン
クイック設定パネルに[二次元コードのスキャン]が追加され素早くリーダーを呼び出すことができるようになりました。
バッテリーセーバーの通知・ダイアログ
バッテリーの残量が20%になると[バッテリーセーバーをONにしますか?]の通知が表示されます。
バッテリーの残量が10%になると[スーパーバッテリーセーバーをONにしますか?]のダイアログがが表示されます。
その他
スクリーンショットの無音化
前バージョンまではスクリーンショットの撮影時に無条件で音が鳴っていましたが、[着信音と通知の音量]に連動するようになりました。
このため、[着信音と通知の音量]をゼロにするか、マナーモード/サイレントモードにすることで無音化することができます。
また、音量に連動することからイヤホン/ヘッドホンの接続時にはイヤホン/ヘッドホンから音が鳴ります(本体側は消音)。
アプリの言語
Androidスマートフォンは日本国内で販売されている機種であっても[English]などの他言語を選択することができますが、全体だけでなくアプリ毎に選択できるようになりました。
これにより「このアプリは英語で表記したほうが恰好が良い」と言った場合に役立ちます。
ただし、アプリ側が対応している必要があるので注意してください。
イースターエッグ
お馴染みになっているイースターエッグですが、今回もゲームではなく[カラーパレット]が開くようになります。
所感
前バージョンで大幅に変更になった見た目を踏襲していることから引き続き好みが分かれそうですが、操作に関しては大幅な変更は無いため違和感なく使うことができるでしょう。
また、Androidタブレットとの連係も強化されていることから、今後にタブレット製品の活性化にも期待したいところです。